矯正を知られたくない場合に適した治療法
「歯の矯正をしたいけれど、矯正していることを他の人に気づかれるのがイヤ」
「口の中から矯正装置が見えるのを避けたい」
歯の矯正治療にご興味がありながらも、そのように思ってためらっている方も多いのではないでしょうか。
そんなときに当院では、目立ちにくい矯正装置をご提案しています。
透明のマウスピースをはめる矯正や、歯の裏側に装置を取り付ける矯正などがありますので、まずは当院までご相談にお越しください。
マウスピース型
カスタムメイド矯正歯科装置
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1990年代にアメリカで実用化された最初のマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置がインビザラインでした。それ以降、改良が加えられ、様々なタイプの歯ならび、かみ合わせに対応できるようになりました。
マウスピースは患者様のデータを取れば自動的に出来上がってくるものではありません。当院のマウスピースは院長とインビザライン社の横浜支社で日本の歯科技工士免許を持った担当者が協力をして設計を行っています。
マウスピースはご自身で着脱が可能です。そのため、食事が快適、歯みがきがしやすいというのが最大のメリットです。また1枚当たり、0.2mm以内、2.5度以内と歯を動かす量が厳密に決まっているため、痛みを感じないことが多いです。
1日22時間装着、アライナーチューイーの使用、顎間ゴムの使用、加速装置の使用など、頑張っていただかなければならない部分も多くありますが、見た目が良く、痛みの少ない矯正治療に取り組みたいという方はぜひ当院にご相談ください。 -
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置のメリット
装着していても目立たない
当院が採用しているマウスピースは、透明なうえにわずか0.5ミリという驚くべき薄さを実現しています。そのため装着していても、「目立たない」どころかほとんど気づかれないことをメリットとしており、「矯正はしたいけど人に接する仕事なので見た目の違和感があることは避けたい」という方におすすめです。また、患者様の判断でいつでも脱着できるので、食事や歯磨き時のストレスがありません。
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食事の時などに自由に取り外しができる
ワイヤー矯正は歯科医院でしか脱着できないので、24時間常に矯正が進む利点はあるものの、食事や歯磨き時にはややストレスがあります。一方、マウスピースを使用する矯正の場合、患者様の判断でいつでも脱着できるので、食事や歯磨きは矯正をしていない時と同様に普通に行うことができます。また、特別なイベントの間なども外しておくことが可能です。
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金属アレルギーの方も安心して使用できる
金属のブラケットやワイヤーを使う矯正の場合、金属アレルギーを発症するリスクがあります。一方、マウスピースはプラスチック製で金属を使用しないので、健康上のデメリットがありません。また、ワイヤー矯正の金属ブラケットは口腔内を傷つける可能性がありますが、マウスピースならその心配もありません。
さらに、数週間ごとにマウスピースを交換しながら歯列を整えていく方式なので、ひとつのマウスピースによる移動量が少なく、その分痛みも少ない利点があります。 -
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置のデメリット
- インビザラインジャパン社の横浜工場で日本の歯科技工士免許を持った技術者と院長が何度も打ち合わせをし設計を完成させます。その後、データをアメリカに送り製造されますので、データ採得からセットまで約6週間のお時間を頂戴しております。
- 改良がくわえられ、かなり多様な症例に使用可能となったマウスピースですが、歯の形態や移動方向によって、ワイヤー矯正より不利になる場合があります。
- 装着方法や時間について、指示をお守りいただけない場合、十分に歯を動かすことができません。
- 装着時間が短いと、マウスピースとの適合性が悪くなり、作り直す可能性が出てきます
※未承認機器・医薬品に関する注意事項について
- 医薬品医療機器等法上の承認:アライナー素材は薬機法承認、矯正装置としてはカスタムメイドのため未承認
- 入手経路: 国内販売代理店経由「アラインテクノロジー社により製造、インビザライン・ジャパン社より入手」で入手
- 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:無
- 諸外国における安全性等に係る情報に関して:FDA認可あり。日本国内では医療機器としての矯正装置に該当しませんが、使われている素材は日本国内で薬事承認されています。国内公式サイト:invisalign.co.jp
リンガルブラケット矯正装置
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リンガルブラケット装置は、歯の裏側に装置を接着して矯正治療を行うので、他の方に口元を見られても、矯正していることが気づかれにくくなっています。
当院で使用しているリンガルブラケットは改良され、かなり薄く設計されているものなので、矯正装置を付けているときの違和感や会話のしづらさが少ない利点があります。また、当院が採用しているリンガルブラケットは製造上の精度が非常に高いことから、歯の移動効率の良いことも特徴としています。歯の裏側に矯正装置をつける方法では、殺菌作用を持つ唾液で装置をうるおすことができるので、むし歯や歯周病のリスクが少ないことも大きなメリットです。 -
リンガルブラケット矯正装置のメリット
- 歯の裏側に矯正装置を装着することで、周囲の人から装置が見えないため、外観上のストレスがありません
- 歯科医院でしか脱着しないので、患者様にとって日常生活の中での管理の手間がありません
- マウスピースを使用する矯正は、歯並びの乱れが激しい症例には対応しにくい特徴があります。一方、リンガルブラケット矯正は矯正用アンカースクリューや顎間ゴムなどを併用し、設計の自由度が高いです。そのため、多様な症例に対応できます
- 着脱による不確実性が無く、患者様にとってオートマティックな治療を行います
- 舌側矯正は非常に精密で高度な技術を要するとされています。当院は舌側矯正の症例数も多く、経験を積んでいます
- 歯の内側に装置をつけることで、唾液による洗浄がしやすく、表側に装置をつける方法よりむし歯のリスクが少ない利点があります(ただし、毎日のブラッシングでの注意点はあります)
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リンガルブラケット矯正装置のデメリット
- 治療開始時には違和感があり、慣れるまでの期間は必要です
- 歯磨きを行う上での注意点があるので、丁寧に指導します
- 装置を付けていない時よりセルフケアに要する時間は増えます
- 表側に装置をつける矯正より費用が高めです
- ほかの矯正方法より治療期間が長い場合があります(早く終わることもあります)